卵巣嚢腫(のうしゅ)を理解するために

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卵巣嚢腫(のうしゅ)を理解するために


人にならないで女を知ろうというのは、ちょうど釣りをする男が、河の上で釣り糸を振りまわしただけなのにもう魚を知った気になるようなものである。ルナール


名言にはときに素晴らしい例えが宿っていますね。

今日も、卵巣嚢腫(のうしゅ)についての話題をピックアップしていますので、ランダムにご紹介します。


機能性嚢腫とは、卵胞が破裂せずにそのまま残り排卵が起こらない状態です▼たいていは月経時に小さくなります。ほとんど卵巣嚢腫は良性のものですが、まれに悪性のものがあるので、卵巣嚢腫が見つかった場合は慎重に良性か悪性かを判断する必要があります。卵巣の腫瘍は、良性のことが多い卵巣嚢腫と、悪性であることが多い充実性腫瘍に大きく分けられます。良性の多い卵巣嚢腫ですが、まれに悪性のものや卵巣がんとなるものがあるので卵巣嚢腫であっても経過観察はかかせません▼卵巣がんから命を守るためには、定期健診や経過観察を継続的に受診する必要があります。

子宮筋腫は、子宮内の子宮平滑筋(へいかつきん)細胞が何らかの原因で筋腫が発生し、女性ホルモンの影響で成長する良性の腫瘍です。成熟嚢胞性奇形腫 (せいじゅくのうほうせいきけいしゅ)とは、皮様嚢胞腫、類皮嚢腫とも言います▼内部に骨、頭髪、歯などができる腫瘍で、次第に大きくなることが多く、そのため手術が必要となることが多い腫瘍です▼一部ががん化することがあり、経過観察が必要です。機能性嚢腫は、排卵の時には卵子を入れる袋である卵胞が大きくなり、卵胞が破裂することによって卵子が飛び出し排卵が起こります。

単純性嚢腫とは、中に水のたまる良性の卵巣腫瘍です▼大きくならなければ経過観察だけですが、まれに悪性のものがありますので、経過観察はかかさないようにしてください。卵巣嚢腫は、卵巣に液状物質が溜まり腫れている状態を指します。子宮内膜症性嚢腫は、チョコレート嚢腫とも言われる腫瘍です▼子宮内膜が子宮の内側以外でできる病気であり、子宮内膜症が原因でできる腫瘍です▼卵巣に子宮内膜ができると卵巣内で月経がおこり、その血液によって腫瘍がチョコレート色に見えることから、この名があります。

婦人科臓器に関する腫瘍では、卵巣嚢腫は子宮筋腫と並び、発生頻度の高い腫瘍です。卵巣嚢腫の大きさはピンポン玉くらいのものや、大きくなるとグレープフルーツ大の大きさになります▼大きくなると茎捻転(けいねんてん)や、出血、破裂の危険性が出てきます。子宮筋腫は小さいものまで含めると大部分の女性が持っているものです。


卵巣嚢腫(のうしゅ)に関連するnews記事です。本日のピックアップはこちら。


千葉県がんセンター(千葉市中央区)は都道府県がん診療連携拠点病院に指定されており、婦人科では子宮や卵巣のがんの治療に力を入れている。特に卵巣がんでは、3期の患者で3年累積生存率60%以上の実績がある。手術は、日本婦人科腫瘍(しゅよう)学会のガイドライン(手引)に基づき、悪性腫瘍では機能保存を重視して、より安全で確実な開腹手術を行っている。独自の治療フローチャートを使い、患者にも治療の状況が理解できるようにしている。婦人科の田中尚武部長は「治療方針は最低でも30分以上説明する。子宮頸がんなど症状によっては、放射線治療だけで、後遺症が残りにくい治療も目指している」と話す。先端医学では、放射線医学総合研究所(千葉市稲毛区)と共同で、重粒子線治療の臨床試験も実施している。子宮頸がんの3・4期で腫瘍部が大きく、同意する患者が対象。放射線より患部を高い精度で治療できる利点があり、年間4、5例の実績があるという。[読売新聞社 2008年10月5日(日)]




卵巣嚢腫(のうしゅ)についての追加情報です。

子宮内膜症(チョコレート嚢腫)
■ チョコレート嚢腫(のうしゅ) 卵巣の内部に発生すると、血液が卵巣内に次々とたまっていき、血腫となって卵巣が大きくふくらんできます。卵巣の中の血液はチョコレートのような色になっています。 子宮がん 卵巣がん 愛知
www.kenko-joho.jp/seikatsu/woman/doc/page02.html

乳がんの視診法についての知らないと怖い話し
乳がんアーカイブ: 乳がんを早期発見するために


長文おつかれさまでした。ついつい長くなってしまいまして。。。卵巣嚢腫(のうしゅ)については、とても興味深い話だと思っています。またの機会があれば、ご紹介してまいります。


最後に、日本婦人科腫瘍学会認定の専門医をご紹介して終わりにいたします。

日本婦人科腫瘍学会認定の専門医(09年1月24日現在)
■京都府
京都医療センター 井上 卓也 婦人科腫瘍専門医
京都医療センター 藤井 信吾 暫定指導医
京都桂病院 橋井 康二 婦人科腫瘍専門医
京都大学 小西 郁生 暫定指導医
京都大学 白井 貴子 婦人科腫瘍専門医
京都大学 高倉 賢二 暫定指導医
京都第一赤十字病院 伊藤 良治 婦人科腫瘍専門医
京都第一赤十字病院 中田 好則 婦人科腫瘍専門医
京都第一赤十字病院 山田 俊夫 婦人科腫瘍専門医
京都第二赤十字病院 藤田 宏行 婦人科腫瘍専門医
京都府立医科大学 細川 健一 婦人科腫瘍専門医
京都府立与謝の海病院 岩破 一博 暫定指導医

2009年2月27日|

カテゴリー:卵巣がん